世界で一番平和なところ

NEWSをすきになりました

加藤シゲアキと過ごした2月と3月の話

 

 

 1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。

 むかーし祖母からそう教わりましたが、まさにその通りの生活です。ちょっとあったかくなってきたものだから眠気も増したりして、NEWSも冬眠から醒めて忙しくなって、てんやわんやの日々を過ごしています。1日が24時間って決めたの誰?ボーナスタイムとかない?プリクラのやつ。

 

 リサさんたちが書かれている「もしもシリーズ」の「バレンタインデー編」書きたいな〜♡増田先輩(既婚)への切ない片想いにするか、シゲと恋愛関係に進むきっかけになったバレンタインデーの話にするか、小山先輩(既婚)との秘密の資料室の恋愛にするか、はてさて……と思っていたら公式からゲーム「NEWSに恋して」のお知らせが来てビックリしました!

 自担である増田さんとの恋愛が考えられない上に、万が一チャンスがあっても(無い)自分が既婚者である限り抱かれたくない(増田さんの選ぶ権利)と思ってしまうため、謎のめんどくさい戦いを繰り広げていたのですが、増田さんにゲーマーにするよって言われたし、旦那に話したら平気そうだったので、堂々と彼女じゃなくてゲーマーになろうと思います♡たのしみ〜♡

 妄想大好きなのに公式から妄想が提供されちゃって困っちゃうな。ゲームにハマるってよりはゲームが提供してきたシチュエーションを膨らませて遊ぶパターンになりそうな予感もしています。過剰供給!

 

 

 

 さて、そろそろスンッ!と妄想の世界に入ります……!

 迷った結果シゲとのバレンタインデーにしました。既に今までの妄想で結婚して一緒に結婚式参列したりしていますので、設定はそのままに、シゲとの恋が始まった時の話をしようと思います。

 私自身は文系大学に通ったこともなければ、男女混合のゼミもなく、オフィスラブを経験したこともない、なんなら妄想に出てくる類の恋愛経験は一切ないので、100%妄想の女の子を主人公にして考えたバレンタインデー妄想です。女の子の名前なんだろう?途中で出てくる後輩は多分「ゆみちゃん」で、主人公はカ行はいってそうだから「かなこ」とか「さき」とかそのあたりな気がします(独断と偏見)。

 

 

 スンッ! (急)

 

 

 

 シゲとのバレンタインデー話をするなら、大学時代まで遡らなきゃいけない。

 シゲと会ったのは、21歳の時で、大学のゼミの振り分けの時だった。結構大所帯でわいわいやって飲み会も多いゼミだった。懐かしい写真出てきたんだけど、これね。

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 大体ゼミの飲み会でいつも最後まで会計一緒にやってくれてたのがシゲで、みんなから集めたお金を数えては、

 

「いちま〜い…にま〜〜〜い……さんま〜〜〜い…………一枚足りなぃぃいいい!!!!うわぁぁぁぁああああ!!!」

「それ四谷怪談!!!!!」

 

って、番町皿屋敷よろしく千円札のカウントをしてた。 いや、一緒にしてたってよりは、私がふざけてるのを生暖かい目で見守られてたってのが正確かもしれない。なんかシゲと話してると全部拾ってくれるから自由になっちゃって。

 

 横できちきち千円札を10枚ごとに分けて、100円硬貨も積み上げてくれるシゲと、ふざけた話ばっかりしてた。

 

「まじで1枚無いじゃん。なんなの?食べたの?」

「紙食べるのはシゲじゃん」

「いや流石に金は食べ物じゃない、あ〜〜〜ほんとに無い?」

「はて、お金以外の紙も食べ物ではないのでは」

「とりあえず俺出しとくから」

「よっ!ありがと!てかごめん、後で割るー」

 

 みたいな。

 

 すごくウマが合ったんだけど、「異性」ってよりは「相棒」って感じ。最後に端から座敷の座布団全部めくって忘れ物チェックしてるシゲなんて、1年間で何回見たかな。携帯見つけたらこれ誰のってすぐ教えてくれるから、シゲ、実はみんなの携帯の型とかカバーを把握してたのかもしれない。なんていうか、多分、この人素でいいやつなんだなって印象だったかな。2人とも飲み会最後までいちゃう方で、しかも最後に会計やって店から出る組み合わせだったから、酔っ払った子を駅まで送り届けたりしたんだよね。懐かしい。同じ駅に住んでたのに駅前のコンビニ前で別れることが多かったから、シゲがどこに住んでるか結局卒業まで知らなかった。

 

そうそう、バレンタインの話だった。 

 

学生時代から一応バレンタインデーはあげてたんだよ、義理チョコ。周りに配るのと同じやつ。その頃私は3つ上の部活の先輩だった人と付き合ってて、先輩が全国に支社がある会社に就職しちゃってたから遠距離になってたんだよね。結局4年目の異動でも関東に戻ってこれなくて、雪国に色白の新しい女ができたとかで、私が社会人になったと同時にフラれちゃった。シゲからもホワイトデーもらってた。こっちも特別じゃないやつ。あれ、ス◯ラおばさんのクッキー。無難か、って感じだけど、やっぱりおいしくて。シゲはあの頃彼女いたのかな?あんまり聞いたことなかったから、知らないや。

 

 距離が縮まったのは、同じ会社に入社してから。お互いあんまり就活の話なんてしなかったから、同じ会社の選考が進んでたことは把握してたけど、内定式で会った時はびっくりしたなあ。

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 この写真さ、顔がいいからって会社のHPに載せるために撮ったらしいんだけど、眼鏡かけたいのか外したいのかどっちなんだい?って思うよね。

 

 入社して2年くらい、同じ係の増田先輩に片思いというか、叶わぬ恋をしていて。増田先輩は既婚者で、迷惑になるから好きだって素ぶりは一切見せなかったけど、本当は、本当に好きだった。憧れとか、増田先輩が奥さまや娘さん達をとても大切にしてるからなんじゃないかとか、今振り返ると先輩にフラれた直後だったからじゃないかとか、思うところはあるんだけど、当時は増田先輩が好きでどうしようもなくてしんどかった。

 だから、シゲとは、飲みにも行くし職場のBBQで一緒に幹事もするけど、それ以上の関係にはならなかった。関係が変わったのは、社会人2年目の終わりのバレンタインデーとホワイトデー。そのちょっと前に増田先輩に2人目の女の子が産まれて、もともと叶ってほしい恋ではなかったんだけど、なんとなく気持ちに区切りがついた感じになった頃だった。

 

 

 大学からの付き合いだし、同期だし、社会人になってからはシゲにはバレンタインに別で義理チョコをあげるようになってた。その日も何の気なしにシゲを構いに行ってたはずだった。

 

「ねぇねぇシゲちゃん、今年もチョコほしい?」

「はぁーーーーーー?????バレンタインなんて日本の企業が盛り上げたみたいなも  んじゃん、そもそも〇※▼◇□……」

「うっわーーーー!!調べてるーーーーー!めんどくさっ! でさ、チョコ、いる?笑」

 

 そんな話をしてたら、後輩の女の子がすっごいいっぱい資料抱えて持ってきてくれた。

 

「加藤先輩、お話中すみません!さっきメールいただいた書類持ってきました!」

「おっありがとうございます〜!さすが仕事が早いですね!」

「とんでもないです…!あの、この間ご馳走様でした、ありがとうございました!」

「いえいえ~」

 

 わ~…シゲも後輩と飲みに行ったりするんだ、そっかそっか、そうだよねー、なんて、目の前で男の人として扱われてるシゲに動揺しちゃって、後輩にそんな重いの持たせちゃダメじゃんって言えなかった。なんていうか、私が言う立場じゃないよなーって思って。シゲは何にも考えてないみたいで、もうさっきのバレンタインデーの話に戻ってて、

「さて君に俺の好きなチョコがわかるかな」

なんて言っていつもと同じように笑うから、一昨日飲んだくれながら力説してたオランジェットにしました。どの口が言ってるんだか! 

レオニダスオランジェットプチギフト

 

 なんとなく、チョコ渡す時に、「ホワイトデーは美味しいワインがいいな~~楽しみ~~~!」ってわがまま言ってみた。

  

 

 ホワイトデーが近づいてもシゲからは何の音沙汰もなくて。というか、普通に仕事が超繁忙期だったみたいで、ふらっと寄ったら居眠りしてて。

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 これはしんどいなー、酒とか無理だろうなーと思って、特に連絡するのもやめてた。まぁそのうちシゲから連絡があって飲みに行ったら、ホワイトデーを持ち出しておごってもらおう、とか、悪い考えも浮かんでたし。

 

 ホワイトデーの2日前。

 急にシゲが私のデスクに来て、何にも言わずにPCに付箋をゴシゴシ貼り付けて去っていくから、なんだよ(怒)と思いながら見たら、付箋にホワイトデーの時間と店の名前書いてあんの。ベタか!って笑。でも、シゲから誘われたらどうしようって考えて直前までホワイトデーの予定空けてる私も私かもしれない。誘われなかったらどうしようって怖かったから、きっともう好きだったんだと思う。

 

 ディナー、美味しかったんだけど、緊張しちゃって全然覚えてない。普段シゲと食べる焼き鳥なんて、ぼんじりおかわりしすぎて胃がもたれちゃって反省するくらいなのに、私はあの夜いったい何を食べたんだろう。

 会計をカードで済ませるシゲを見て、普段そんなに飲まないワインでちょっとほわほわしながら、もう千円札数えて番町皿屋敷とかやらないんだろうな、シゲも私も大人になったんだな、ってなんだか恥ずかしくなったのは覚えてる。

 まぁ、なんていうか、その後色々あって、シゲの家を知ることになりました。翌朝合鍵を渡された時は、不用心か!早いでしょ!って思ったけど、もしかしたら、大学時代からずっとそういう距離感でいたのかもしれないね。

 

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 「本当は全部分かってた」って言われるのは、結婚して何年も経ってからの話。

 

 

 

 

 

 

 エントリーメンバー

加藤シゲアキ

関係性:大学の同級生かつ会社の同期(現旦那)

バレンタインのプレゼント:オランジェット

ホワイトデーのプレゼント:おいしいワインとごはん、合鍵

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