NEVERLAND レビュー
突然ですが引っ越しました。新しい住所はNEVERLANDです。
と始めるつもりで下書きを書いていたら案外簡単にこちらの世界に帰されてしまった。おうちに帰るまでがNEVERLAND。
ついに待ちに待ったNEWSの8thアルバム「NEVERLAND」が発売になりました。一つの大きな物語なのかな?と思い至ったので、ろじこさんのこちらのお題をかりてレビュー(妄想)。音楽的知識は皆無なので、歌詞と組み立てから考察(妄想)。深夜のテンションこわい。
きっと物語の主人公は現実世界でちょっとうまくいってない女の子。
"The Entrance"
NEVERLAND
異国情緒あふれる旅のはじまり。夜遅く家に帰っていたら突然青年と出会う。誘われるままにいくと目の前には大きな扉。Mr.Impossibleから鍵を渡されゆっくりと扉が開く。エジプトとかトルコとかあの辺のイメージ。そういえば、自分の世代では人類のはじまりはアフリカからだったけど、今もなのかな?鎌倉幕府は国から箱になったよね。
アン・ドゥ・トロワ
EMMA
「アラジン」か「耳をすませば」の空中散歩。色味は「ラ・ラ・ランド」が近い気がするけど何せまだ観てないので何も申すまい。月と星で光る夜空をふたりで両手をつないで踊り渡る。そして、さっきまで横を飛んでいた月を撃ち抜く。急降下して落ちた先は砂漠。いつの間にか夜が明け、そこはNEVERLAND。
アン・ドゥ・トロワが「24時」から始まるのに対して、EMMAが「0時」から始まるのも面白い。“旅のゴールであり、旅の始まりでもあります”ふむふむ、現実世界が一旦終わってNEVERLANDの旅が始まる。
“7 Elements”
Brightest
Silent Love
恋を知らない君へ
キラキラした恋が始まり、住む世界が違う叶わない恋だと悟り、結末を知って思い出になっていく予感がする。青年がNEVERLANDから離れられないことも、自分がいつまでもNEVERLANDにいられないことも感づく。
いつの間にか日が暮れ、物語は夜進む。
Brightestの手越さんの「be my baby」すき!あと間奏すき!
Silent Loveの増田さん低音は、一時停止を押して そっとイヤホンを外して 一回息を大きく吸って 止めて 吐いた。 ズルい。
“Neverland Cast Members”
ぽてとへっど ぽてすてーたむ
ミステリア
BLACK FIRE
旅は加速する。自分が思っていたよりも大きな夢を抱く人を好きになってしまっていたことを突き付けられる。国を創るとか、立て直すとか、そういう類。好きな人はその世界で生きていく覚悟を決めた人だった。
決戦BLACK FIRE。
これジャンプ系のアニメ化のOPだっけ???って思うやつやん。って思ったら既に似たようなことをつぶやいてるっていう。
@uq2aa 上 過去 下 現在 pic.twitter.com/XvAmfKEGXF
— せろり (@uq2aa) March 15, 2017
ORIHIME
別れの歌。私は私で、あなたはあなたで、それぞれの世界で生きていきましょう。今までの夜を思わせる歌詞の中に、「光」「流れ星」の言葉が増える。光の量が増して、夜が終わる。元の世界まで送ってもらって、銀河に舞い上がる彼を見送る。星のきれいな夜は思い出すね、と約束して、それぞれの明日を迎えた。(Silent Love)
流れ星
NEVERLANDから帰ってきて、頑張っているよと報告をしてるみたいな。彼には届かないけど、頑張ってんだぞーそっちも頑張れよーって。
応援歌がグッとくる。ほんとになんとか高校野球とか応援歌のお仕事こないかなあ。
“The Grand Finale”
U R not alone
流れ星で一方通行だと思っていた気持ちが、実は双方向だった。エピローグ。総括。離れていても同じ気持ちで頑張っている。グレンラガンの最後のエピローグの感じ伝われ!さっきからグレンラガンばかりな気がする。
合唱の力はすごい。とりあえずコンサートには何が何でもタオルを購入した状態で入ろうと思います。泣かずに歌う自信は私にも無い。
おしまい!
アルバム1枚全部使って、全身全霊で応援された気持ちになる。完全に空想の世界かと思っていたNEVERLANDだけど、空想とか夢は現実世界の基盤があるからこそ成り立つもの。全部をファンタジーにされると多分ついていけなかったから、そのバランスがもうすぐみんな30代になるアイドルの強みなのかなぁなんて。こっちの気持ちを一旦引き取って、幸せをいっぱい詰めこんで、きちんと帰してくれる。優しい。
そういう訳で、おうちに帰るまでがNEVERLAND。
目下現実世界にはここ3日間まったく進まなかった引っ越し作業が待ち構えています。NEWS、悪い男。