ちょ、ちょっとだけNEWSのフェロモンの話をしてもいいですか?
2017年9月5日昼。
トレンドに「フェロモン対決」という単語が突如として現れた。
9月18日放送のMステウルトラFES2017に於いてNEWSとSexy Zoneがフェロモン対決をすることが発表されたのだ。平均年齢30.8歳のアラサーアイドルNEWSと、最年少が未成年という煌めく若々しさのアイドルSexy Zone。その後何年にも及ぶ長き戦いの火蓋は、今まさに切って落とされようとしていた。いや、しかし、これは。そうだ「対決」というよりはむしろ「ご褒美」。今回で雌雄を決すなぞあまりにもったいのうございます、両者の変わりゆくフェロモンを未来永劫お見守り申し上げたい…などと、35歳以降の男性がど真ん中のわたくしは考えておりました。
ところで。
「ホルモン」と「フェロモン」って違うの?って思いませんでした?
ねえ?あの、ほら、NEWSには若干カタカナ甘噛みしがちなメンバーがいるものでアバウトなカタカナでも受領印押してるみたいなところがあって。「………※☆◇*もん!」って、あれ???うん!きょうもかわいいね???ん~~~大体一緒!おっけー☆ところできょうも大好き!みたいな。
違うの…違うんですよ。ホルモンとフェロモンは違う。
ホルモンは、①体内の特定の器官で生成され ②そのホルモンにしかできない(特異的な)作用を決められた器官(標的器官)で引き起こす 物質なので、自分の体内で作られて自分の体内で消費される*1。つまり、男性ホルモン自体に興奮するのではなくて、男性ホルモンによって生み出された身体や声をみて、私達の脳みそがこれは魅力的だと判断して、興奮している。
一方でフェロモンは、①体内の特定の器官で生成され ②対象の別個体に特定の行動を誘発させる 物質。対象の個体を興奮させるために生成された物質なのです!なんかすごくない?(本来の興奮はそういった意味だけではありませんので何卒)
食べる方のホルモンはじゃあ何なのー?って思って調べてたら関西圏の「放るもん(捨てるもの)」説と、昔から滋養強壮料理(すっぽんとか鰻とか)が「ホルモン料理」って言われてたことから、ホルモンが作られる内臓食べたらきっと元気になるよね!っていうまさにホルモンを語源にしてる説があった。ところで!増田さんが好きなのは!上ミノ!
(オタクこーゆー時だけ熱心)
生まれもった魅力や見た目の特徴が「ホルモン」の産物なのだとしたら、彼らがアイドルとしてファンを魅せるために放つ色気こそが「フェロモン」なのではないかと思い至った。
じわじわとそれぞれのメンバーから感じるフェロモンの話をしていきたい。
小山慶一郎さんの閉じ込められたフェロモン
小山さんの色気は「抑圧」「配慮」「独占欲」。
毎日さわやかに原稿を読んでいる真面目そうなキャスター。子供たちと一緒にノリノリでアンパンマンマーチを踊っていた24時間テレビの爽やかなパーソナリティ。というイメージが一般的なものだとしたら小山さんのフェロモンまでもうすぐそこ。仕事のできる年上の優しいお兄さんな魅力もあるけれど、その彼がまさか……という普段は社会的立場で「抑圧」されていた一面。すっごい悪いことしたい。10th Anniversaryの小山さんのイケナイお兄さん感は破壊力満点。ソロで花魁道中をし、古城に迷い込み、NissenのCMでは車内から夜景を見て、ハロウィン音楽祭ではポリスのコスプレをして手錠をかける。もしかしたら小山さんが一番抑圧されたいのかもしれない。
チャラい!!!
大好き密室の小山さん。
小山さんのフェロモンで切り離せないのが、ところどころから出る「独占欲」の強さと闇の深さ。そして「配慮」。空気を読まない人の束縛はただの我儘になりかねないけど、小山さんの場合は読み切った上でゆるゆるとじわじわと欲しい強さで束縛してくる感じがたまらない。煽りができるのも、MCを回せるのも、必要なタイミングで情報を取捨選択して伝えられるのも、社交性おばけと言われるのも、その場の空気を察知するのが恐ろしく速いからだと思う。えろい…。(ちょっとごめんなさいこの部分修正してるとこでKEIICHIROの更新が…ちょっと…)
優しくて慈悲深くて、もし道に迷って夜中に辿り着いたら、まあそれは大変でしたね、よければここでゆっくり休んでいきなさいって美味しいごはんと温かなベッドを無償で与えてくれる教会。実は地下に牢があってずっとある人を閉じ込めている……みたいな。すごく健全な部分とすごく不健全な部分が共存していそうな感じのフェロモン。
なんでお野菜相手にそんなに…! 食料には困らないけど困る…!!
加藤シゲアキさんの絵画の裏の生々しさというフェロモン
加藤さんは美しい。余すところなく美しい。
しかし加藤さんのフェロモンは美しさそのものではなくて、美しさに隠れた「毒」「生々しさ」から感じることが多い。
こんなに綺麗な男が「俺を取り巻く世界、マジファック」と厭世的になった過去をもちながら、30歳を目前にしたツアーNEVERLANDでは「光」のエリアを担当し、「あやめ」を歌うというドラマティックさ。それでもなお時折感じる「毒」。彼が過去飲み込んだであろう「毒」。
ちょっとこわくない?不気味じゃない?
個人的に美しい男性には少しばかり汚れて欲しいという性癖があるからか、KAGUYAの水や、WhiteのSNOW EXPRESSの汗や、QUARTETTOの映像作りのジャムや、上の紙などなど、何かに塗れた加藤さんのビジュアルがたまらなく好き。カカオも好き。
もしも、本当にもしも万が一好きな姿を見られるなら、あやめの衣装のような透け感の和服で、夜明け寸前の蓮の池に腿まで沈めて、蓮の花と茎と葉の中で池に浮く布と、泥で腕と顔を汚しながら物憂げに佇む加藤さんが見たい。海辺の漁師小屋で砂にまみれて情事に及ぶ姿や、和傘を握りしめて着物の肩と裾を雨と跳ね返った泥で汚しながら女と二人夜道を逃げる姿が見たい。花魁道中の小山さんを連れて逃げるのは加藤さんであってほしい。
そんな美しすぎる加藤さんのもう一つのフェロモンは「生々しさ」であると思う。ふっと、あ、加藤さんって実在する30歳の男性なんだと気づいて、突然絵から生身の男性が飛び出してきたように感じてドキッとする瞬間がある。そしてそこに気づいた途端に、水分量の多いしっとりした肌感や少し束になった髪の毛が大変に生々しいものになる。
さわやかで穏やかで論理的で頭の回転の速い美しさの裏にちょっぴり潜む狂気と毒。そして「俺も一応男なんだけど、分かってる?」って言われるような生々しさ。そんなフェロモン。*2
手越祐也さんの傾国の美女的なフェロモン
手越さんのフェロモンは「ジェンダーレス」「儚さ」「素」。
なんて綺麗な顔なの……美人…
NEVERLANDのツアーで「I'm coming」と言う曲名通りまーまーアレな曲をベッドの上でプレイした手越さん。音楽はすごくかっこいいし手越さんの歌唱力ってやっぱり桁外れだ!と思い知らされる曲ではあるが何せまーまーアレ。そしておそらく少なくない数のNEWSファンが直面することになった問題が「手越、抱いているのか、抱かれているのか問題」である。毎公演彼のプレイについてレポが上がり、今日は抱いていたか抱かれていたかが速報のように流れていた。まさしくこの「ジェンダーレス」さが、手越さんの大きな色気であると思う。男性らしくないって言っている訳ではなくて、男性的な魅力と女性的な魅力が混在している。
イッテQであんなに負けず嫌いでモテたい!と公言する彼が、THE男の子!って感じの笑いと遊びに貪欲な彼が、NEWSにいると「育みたい」「守りたい」「愛しい」とファン以上にメンバーに溺愛されていることを世間はおそらく知らない。暇があれば慶ちゃんの膝に乗り、移動中はその胸で眠り、パンツを奪い、そんなワガママ小悪魔てへぺろっぷりを見せたかと思いきや、増田さんに褒められてムキになるほど照れまくり、イタズラしようとしたらやり返されて照れて笑ったまま直立不動になる。そんな姿を知らない。
そして、手越さんは「儚い」。なんと表現したらいいのか分からないんだけれども、散ると分かっていて満開になる桜や、弾けると分かっていても空に舞わざるを得ないしゃぼん玉の様な、運命に翻弄される類の「儚さ」をふっと感じることがある。山口百恵さんとか中森明菜さんとか、そういった少し前の女性アイドルの姿を見た時と近しい感情に陥る。大体その後またいつもの手越節を聞いて、こんな運命は自分で決めるスタンスの人が儚いわけないな!って自分で自分をちょっとばかり否定する。気のせいかもしれない。ただ、その危うい「儚さ」から目を離せなくて惹かれているのも紛れもない事実。テゴマスのまほうの手越さんはいつ見てもそのまま会場の空気に溶けてキラキラした粒子になってしまいそうだと思う。
小悪魔どころではない、この人を守るために国が傾くのは致し方ないと思わせる。儚くて美しくて気高い、漢気と正義感に溢れた傾国の美女。
いつもカメラから目をそらさない彼がふっと自分の世界に入った瞬間の視線もまた色っぽい。戦う男のふとした「素」の瞬間も手越さんの魅力。
増田貴久さんは最早歩くフェロモン
あのね、増田さん最近おかしいんだよ。まっすーじゃないの。まっすーなんだけど、まっすーじゃないの。トトロじゃないの。増田貴久さんなの。いや31年間ずっと増田貴久さんだぞって話なんだけど、プーさんがいよいよ着ぐるみ脱いでガチの熊さん出てきたみたいな。あ、どうもどうも、お疲れ様です。ふー、着ぐるみ暑かった〜。って扇子でひとあおぎしたら最期、風に乗って撒き散らされた汗により半径200mの女が軒並みふぅと息をついて倒れ呼吸は乱れ心拍数は上がり、うつろな目をして起き上がったかと思えば「…えろい」だけをつぶやきながら増田さんの美的と装苑とminaを発売日前日から何軒もの書店を巡っては探し回る。そんなちょっとしたバイオハザード案件が春以降多発している。最近ずっとしんどい。ほんとに唐突に走り出して山に向かって「うわーーーーーーん!!!!えろーーーーーーーい!!!!!!!」って叫び出したい。ご近所迷惑だから我慢してるけど1日1回叫んどかないとそろそろ本気で熱出ちゃう。やっぱりどうにも私はリア恋という感情がないらしいのだけど、もうなんていうかそういう次元じゃない。最近の増田さんは常に生きるか死ぬかの戦い。あいつの色気が勝つか、私の理性が勝つか、二つに一つだ!!!という気持ちも抱きながら雑誌を開いては案の定負ける。負けると分かっていて開く。
なんだろう、あんまり作品を買いなよーっていうの親しくない人相手だとためらわれて趣味は自分の満足と欲求を満たすためだから自分が納得してお金かけてもいいって思ったらそれぞれの判断で買えばいいんじゃないっていう気持ちがあったりでもエンタメなり芸術が成り立つには収入と評価がないと環境が確保されないっていう現実もあったりでそうなるといっぱい売れていっぱい見たい気持ちが湧いてきたりいやでも売るのは事務所の戦略なんだからクオリティでタコ殴りにしてくれよと思ったりつまり石油王になりたいっていうなんかよく分かんない何かとの戦いを毎度毎度繰り広げてるんですけど今回ばかりは!NEVERLANDの円盤が出たらちょっと気になってる人は絶対買った方がいい。発売日まだわかんないけど!笑 静止画の増田さんとかテレビの一瞬の増田さん見て「あれちょっとかっこいいかも」って思った人は絶対NEVERLANDの動く増田さんを見た方がいい。年内発売かどうかもまだわかんないけど!笑 って思ってる。
ごめんなさい、ちょっとした不治の病で。
増田さんのフェロモンは「センス」だと思っている。服も表情も角度も髪型までも全てを組み立てて一番魅力的にみせるだけのセンスと経験と生まれもった魅惑的な身体があるからもうなんていうか確実にしばらくは歩くフェロモン。いったいどれだけのフェロモンをまっすーはその内に潜めていたのか恐ろしくなる。minaの顔を隠した写真がえろいってどういうこと…って頭抱えた。髪も肌も表情も服もアクセサリーも持ち物も背景までも含めてえろい。
もうちょっとまともだった時に書いたやつ。
まっすーこと増田貴久さんの色気が溢れ出て止まらない問題について
……!(何度でも貼るけど何度でもやっつけられる)
すごく好きな一瞬。顔の傾け具合もマイクと手の大きさも握り具合も。私自分が思ってる以上にQUARTETTOのアルバムの映像が好きみたい。
アラサーアイドルNEWSとしてのフェロモン
NEWSとしてのフェロモンは「ファンタジー」と「働く男」なのかなと思う。
直近のシングルEMMAがなかなかキャッチーでストレートなので、おっとっとこれは大変なものを見てしまった!となりがちだけど(まんまと眠れなくなるんだけど)、普段私が見ているNEWSの色気は、エロを前に押し出しているものではなくて、ファンタジーな世界観をかわいくてメルヘンなものだけで終わらせないためのスパイスみたいな刺激物なのかなあと思っている。基本的にかわいいから、4人でまとまって歩いたり、ポップなかわいさ100点満点な歌(ポコポンペコーリャとか)を歌ったりするだけでも十分にファンタジーな世界を作り上げることは難しくないであろうところに、Silent Loveの「首筋の痕が消えても」とかWinter moonの「ふたりの秩序が崩れ落ちてゆく」といった年齢を感じさせるしっとりとした色気のある歌が入ってくる。いろんな経験を経てきた大人の男たちが、あえてファンタジーの世界を、本気でこだわり抜いて作り上げているっていうのが…!
優しくされるよりも抱きしめられるよりも何よりも働いてる男性を見て動悸が止まらないタイプだからたまらない!
ファンタジー……
ふう。
ここまで書いてきたことは全てまいべすとフェロモンNEWSです。
ゆあべすとフェロモンNEWSはどんなNEWSですか?また、ゆあべすとフェロモンSexy ZoneはどんなSexy Zoneですか?
あと、あの日の盛り上がりを見て思ったんだけど、私はやっぱり変態な時のオタクが一番好きだ。完全に脳内占拠されちゃってる姿が好き。なんかほっとする。
変態であれ、と思う。人を傷つけないために。自分の世界を守るために。好きなものを好きなだけ追いかける変態であれ。流れや空気ではなくて、自分の中に湧き上がる興奮に正直な変態であれ。睡眠時間を削り、他人には到底理解不能なコマ送りをし、爪の切り方ひとつ、前髪の影ひとすじを愛する変態であれ。妄想にまみれ、電車の中で設定を考え続けてうっかり乗り過ごす、マスクの下でほっぺたの内側を噛みしめる変態であれ。自分の愛するものだけをまっすぐに愛する、誰よりも幸せな、変態であれ。
やっぱり私は、エロと生命の前では人は平等だと信じていたい。
全てのオタクよ、変態であれ!!!