世界で一番平和なところ

NEWSをすきになりました

「好き」だけ抱きしめて

 

 

2018年、NEWSを好きになって3度目の夏がきました。

 

2016年、1度目の夏。

25歳を過ぎ既婚者になってから突然ジャニーズにハマったわたしは、2016年の7月に2月から気になり続けていたNEWSのファンクラブに入ることを決めました。そして、それまで業務連絡用にしか使ったことのなかったSNSに、NEWSファンとしてのアカウントを作りました。

2月に気になり始めてDVDを集めたりテレビで見始めてから、ジャニオタになれるのか、なってもいいのか、SNSをやったほうが楽しいのか、半年近く迷ってからのFC入会。SNSを始めたのは、本当に周りにジャニーズを好きだと公言している友人がひとりもいなくて、好きの気持ちを自分の中にとどめておくことが難しくなったからでした。

その頃のNEWSは春先に24時間テレビのメインパーソナリティになることが発表され、変ラボが始まり、4人でそろってテレビに映ることが多くなって、NEWSへの好きの気持ちはどんどん深まっていきました。24時間テレビのドラマを直前に急遽録り直すことになった時、忙しい中で動いてくれたのは小山さんでした。「メンバーが困っていたらメンバーが助けるのは当たり前」。その言葉を今でも思い出します。

 

2017年、2度目の夏。

6月に、人生で初めてジャニーズのコンサートに行きました。NEVERLANDのコンセプチュアルな会場は場内に足を踏み入れた途端に現実世界を忘れてしまうくらいの迫力でした。3次元に足を踏み入れたことが無かったので、普段は画面の中にいる人が実際に歌って踊っていることにびっくりして、前髪を分けて美的で肉体をさらした直後の増田さんはあまりに刺激的で歌のうまさと色気に記憶を無くしてみたり、手越さんの声量にびっくりしたり、キラッキラでふわっふわの笑顔に「守らねばならぬ」みたいな感情が湧いたり、小山さんのうちわの字を読むやさしい視線に見とれたり、生で見る加藤さんの顔面の美しさにびっくりしすぎて一瞬現実世界に戻ったりしました。

小山さんはこの年も24時間テレビのパーソナリティが決まり、加藤さんもドラマに出演し、NEWSは4人揃って「U R not alone」を歌う機会をいただきました。加藤さんは「いのちのうた」のMCを務めることになり、NHKでも「U R not alone」を歌う機会がありました。合唱団と一緒に歌う姿は圧巻でした。加藤さんのソロ「あやめ」も綺麗だったなぁ。この夏NEWSにはたくさんの歌番組があって、テレビでたくさん見ることができました。

わたし自身も期間限定とは言え東京に住んで、ずっと会いたかった人に会って、大事な友人が増えて、キラキラした宝物みたいな思い出がたくさんできました。

近いうちにあまり会えなくなると分かっていて距離を詰めるのはやっぱり少しさみしかったけど、それでも好きなことを好きだと話すのは楽しくて、好きなことを嬉しそうに話す友人たちはみんなかわいくて、好きなものを好きでい続けることが実は難しいことだと大人になって気づいたからこそ、好きでいられる間はまっすぐ好きでいたいなぁと思うことが増えた気がします。

 

2018年、3度目の夏。

 わたしはジャニオタを続けることを迷っていました。3年目って仕事でも何でもそうかもしれないけど、最初の興奮が落ち着いて冷静になってくる分だけ所属の悪いところが見え始める時期な気がしています。そんな中で色んなことが重なったのがこの夏でした。

 ブログを始めてから1年間で一気に増えたフォロワー数、正しいオタクであらねばならないみたいな、変な意識もあったんだろうと思います。そんな縛られてる感じはないけど、勝手にちゃんとしなきゃ!って考えてたんだと思う。年明けくらいから苦しさはどんどん増していくばかりで、ちっちゃい歪みが気になってはイラついたり、きっと攻撃的な部分もあっただろうな。

 自分の中で「せろり」と現実の自分がどんどん乖離していく中で、「ファンなんて誰でもただのファンでそれ以上でもそれ以下でもないんだよ。せろりはせろりだよ」ってずっと言い続けてくれた友人がいました。普段は本気でふざけるのに何だかんだいつも近くにいてくれて、わたしが揺らいだら何故かすぐ察知してお守りみたいな言葉をたくさんくれるその友人が、NEWSから離れてしまうのも悲しかった。

 6月から色々と考えて、引っ越しを機にすっぱりジャニーズから離れてしまうことも考えて、もうだめかも知れないとも、冬くらいから考えてはいたけどいっそブログもアカウントも全てを捨てて、個人としてのわたしと仲良くしてくれる友人とだけ関わった方が楽しいのかもしれないとも考えました。

 

 一回全部整理しようと思って義務感みたいなものをひとつひとつ剥ぎ取っていった時、最後に心の中に一つぽかりと浮かんでいたのは「NEWSが好き」という気持ちでした。

 素直にうれしくなりました。

 わたしの中にはまだちゃんと「NEWSが好き」の気持ちがいたんだね。たくさん荷物を持ちすぎて、大切にしすぎて、難しいことを考えすぎて、正しさを求めすぎて、その全てがその時は大事だと思って選んで来たものだったけど、いつの間にかたくさんの荷物でパンパンになった心の下の方に、埋まっちゃってたのかもしれない。これからはあなたの特等席を作って、この先大事なものが増えていっても、決して埋まることがないようにしたい。だから、わたしの心の中にまだいてほしい。いつか好きじゃなくなってしまう時が来るとしても、埋もれて分かんなくなっちゃうんじゃなくて、ちゃんとおしまいだねって納得して終わりたい。

 

 NEWSが好きです。

 なんかいつもちょっとタイミングが悪いNEWSが好きです。作品を作ることに真剣なNEWSが好きです。ファンとの距離感をちょっと間違っちゃってるくらい重めの愛を向けてくれるNEWSが好きです。弱いところのあるNEWSが好きです。秩父宮での騒動を塗り替えたいって、15周年の記念ライブに野外を選ぶNEWSが好きです。熱中症を心配してアクセスしやすい場所で屋内でのプレ販を2日間やるNEWSが好きです。そしたらファンの方が本気だったみたいで、思ったより売れちゃって売り切れ続出になっちゃうNEWSが好きです。ありがとう。タグを作って熱中症対策を真剣に考えるNEWSファンと、それに呼応するように野外フェスでの経験をクラウドに書き連ねたり、ラジオでもRINGでも心配してくれるNEWSが好きです。

 

 小山さんが好きです。

 僕はあんまり心が強い方ではないって言いながら、いい意見も悪い意見も1回自分の中に取り込んでくれようとする小山さんが好きです。手話も報道も歌も、努力を続ける小山さんが好きです。スタイルおばけで脚が長すぎるところも好きです。メンバーの前でふにゃふにゃってなっちゃう小山さんが好きです。ちょっとプライドの高い小山さんが好きです。わたしは小山さんが本当に気を許してふにゃ〜と笑ってるとすごくうれしくなっちゃうんだけど、それは多分小山さんがいいことも悪いこともその身に吸い込んでしまう人だからだと思う。幸せでいてほしい。笑顔でいてほしい。

 

 加藤さんが好きです。

 どんなことにも真正面から向き合う加藤さんが好きです。答えづらいことも言いづらいことも言葉にして伝えようとしてくれる加藤さんが好きです。メンバーのことをよく見ていて、程よい距離感を保ちながら、鋭いツッコミを入れながら、その目はいつも優しくて、たまにいたずらっ子みたいにクシャッと笑う加藤さんが好きです。どこまでも理性的で効率主義でありながら情に厚くて涙もろい2つの真逆に思える面が綺麗に包み込まれている加藤さんが好きです。加藤さんの綺麗なパチパチした文章が好きです。健康でいてほしい。そのままでいてほしい。

 

 手越さんが好きです。

 優しすぎる手越さんが好きです。いつでも盾になろうとする、有言実行を貫き続ける手越さんが好きです。仕事に対して手を抜かない、結果を求め続ける手越さんが好きです。人の心を揺さぶる、そんな特別な歌を歌える手越さんが好きです。ストレートでありながら優しさに溢れる手越さんが好きです。こっそり努力家な手越さんが好きです。褒められて照れちゃう手越さんが好きです。メンバーにデレデレに甘やかされてるかわいいかわいい手越さんが好きです。健康でいてほしい。いつも愛でいっぱいに満たされていてほしい。

 

 増田さんが好きです。

 全部全部好きです。声も、歌も、ダンスも、考えていることも、ジャニーズが好きなことも、そのセンスと美学が全部好きです。

 NEWSを好きになってこれが「担当」なんだと感覚的に気づいた時、自分に向かってまっすぐに光がのびてきたような気がしました。ジャニーズのことを何も知らなかった私は、その光に導かれるようにオタクを続けてきました。しゃがみこんでしまう日も、他のことに心が向かう日もあったけど、前を向けばずっと一筋の光が射し続けていました。立ち止まることはあっても、道に迷うことはありませんでした。

ありがたいことに、道の途中でジャニオタとしての先輩に出会って色んな話を聞いたり、同じ時期にNEWSを好きになった同期のような友人に出会ったり、たくさんの人と出会いながら、今までオタクを続けてくることができました。

 ありがとう。そこにいつづけてくれてありがとう。ジャニーズに入っててくれて、アイドルを選んでくれてありがとう。続けてくれてありがとう。どうかこれからも、幸せそうに歌って踊っていてほしい。

 

 

 わたしはNEWSの作る空間が「世界で一番平和なところ」だと思ってNEWSを好きになりました。そうであってほしいという願いも込めて、ブログのタイトルにしました。

 だから、その場に持っていく感情は今この心にいっぱいになっている「好き」だけで十分。「好き」だけ抱きしめて、15周年のライブStrawberryに行きます。

 もしかしたら、雨が降るかもしれません。自然相手のことに絶対なんてありません。どんな判断が下されたとしても、きっと最善を考えて動いてくれたんだと思えるから、大丈夫。どうか素敵なライブになりますように。

 

 わたしも、きっともう大丈夫。

 でも明日は泣いてるかもしれません。昨日「星をめざして」の歌詞に泣いてしまうくらいには涙腺ゆるゆるなので。

 

みんないるかい

星をめざして 君に導かれ

歌いながら ぼくは歩き出す

 

さあ!行くぞ!!味スタ!!!!

NEWS 15th Anniversary LIVE 2018 Strawberry!!!!